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元ジャニーズ橋田さん「ジュリー社長、僕たちの思いと向き合って」、 事務所との「架け橋になりたい」
元ジャニーズJr.で、俳優、ダンサーの橋田康さんが5月26日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見を開き、児童虐待防止法の改正を訴えるとともに、元ジュニアたちの声をジャニーズ事務所に届けたいとの考えを示した。
会見では自身がジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年死去)から受けた性被害について語り、「ジャニーズ事務所には事実を認めて謝罪、対応することを求めたい。ジュリー社長、僕たちの思いと向き合ってください」と呼びかけた。
高額の領収書に貼る「収入印紙」 なぜ「印紙税」なんて払わないといけないの?
ビジネスの現場で日常的に見かける収入印紙。契約書や領収書、手形、株券などに貼って消印することで「印紙税」を納付したことになる。
納税額は記載された契約金額などに応じて細かく分類されている。財務省によれば、国の印紙収入は2012年度決算ベースで1兆776億円に上り、酒税(1兆3496億円)やたばこ税(1兆179億円)に匹敵するほどの規模。国にとっては貴重な財源の1つだ。
契約書や領収書、手形といった「文書」にかかる税金ということだが、もとはといえばただの紙。何のために、どういう理屈で税金がかかっているのだろうか。また、ビジネスだけでなく身近な生活に関わる場面でも、収入印紙を貼らないと「脱税」になってしまう場合はあるのだろうか。税理士の尾藤清隆氏に解説してもらった。
国葬の研究者「まさか注目集まる日が来るとは」、内閣法制局の立法なき「お墨付き」には冷ややか
安倍晋三元首相の国葬についての議論は収まる気配はない。岸田文雄首相が早々に閣議決定で通したのは、いわゆる「法律顧問」である内閣法制局のお墨付きを得たからだった。
どうやら過去の国葬でも、この内閣法制局が重要な役割を果たしているらしい。近現代の国葬について研究し、九州大で博士号も取得している上智福岡中高教諭の前田修輔氏にオンライン取材し、過去の事例と比較してみた。
史学雑誌に掲載された前田氏の論文「戦後日本の公葬ー国葬の変容を中心として」は、インターネット上で読むことができ、同誌の7月アクセスランキングトップを記録している。
二次会で店長に「下着の中に手を入れられ、触られ続けた」「上司は笑うだけだった」 ドコモ元社員が提訴
NTTドコモに勤務していた30代男性が12月3日、上司からセクハラとパワハラを受けたとして、同社と上司らに慰謝料など約463万円の支払いを求めて東京地裁に提訴した。
男性が被害を会社に申告したところ、逆に男性のありもしない事実を「コンプライアンス違反」と認定され、さらに全く畑違いの部署に異動させられたと主張している。
訴えを起こした渡邉哲也さん(36)は「モラルのないハラスメント行為を何年もおこない、専門性をある人間を搾取して上司の立場を利用し不当な利益を得ようとする。一般企業ではありえないような特権を乱用している」と訴えた。
爆音クラクションで激怒→胸ぐらつかむ 交差点で騒然…悪いのはどちら?
東京都心部から車で約30分。休日ともなれば、その巨大なショッピングモールの駐車場にはすさまじい数の車が吸い込まれていく。つい先日の夕方、帰宅する車も増え、付近の道路は渋滞の度合いを増していた。ドライバーが苛立ちやすい環境だったその時、周囲が騒然とする「交通トラブル」が発生した。
目撃者の男性によると、駐車場を出てすぐの交差点で、黄から赤信号に変わろうとするタイミングで大型SUVが停車。そのすぐ後ろの小型車が「ブッブー!!」と大きなクラクションを鳴らした。誰しもが振り向くような「爆音」だった。
その直後、大型SUVから大柄の男性が勢いよく降り、小型車の運転席のドアを開けて運転手の胸ぐらをつかんでいるようだった。その隣に座っていた女性は怯えた感じに見えたという。
このとき、多数の買い物客や誘導員が周囲にいたが、路上で起きた突然の出来事に呆然としていた様子だったという。こうしたトラブルでは、互いにどのような罪に問われる可能性があるのだろうか。阿部泰典弁護士に聞いた。
「仮想通貨」所得の把握に四苦八苦…申告漏れはどういうきっかけでバレる?
「去年の確定申告でめんどくさいからビットコイン申告しなかったらこうなりました」。こんな文言とともに、過少申告加算税8万3500円が課されることを通知する文書の画像がツイッターで投稿され、話題になった。
平成28年12月31日分の財産債務調書を提出した際に、ビットコインについての記載がなく、修正申告で、過少申告加算税が課されてしまうことになったという。投稿者は「ほかの件で呼び出されて銀行の送金履歴にビットフライヤーがあってそこからバレたって感じ」と説明している。
ビットコインなど仮想通貨の脱税は、どのようなきっかけでバレてしまう可能性があるのだろうか。田中隆昭税理士に聞いた。
満員電車で人がぶつかり「スマホ」が落下して壊れた! 弁償させるためのポイント
電車を降りようとする人にぶつかり、スマホがこわれてしまった――。そんな体験をした女性から、「相手に修理代を請求したい」という相談が弁護士ドットコムの法律相談コーナーに寄せられた。
ラッシュ時の通勤電車。相談者は扉近くに立っており、電車が駅に停車するたび、他の乗客の邪魔にならないように乗り降りしていたという。あるとき、右手に持っていたスマホが、降車した男性にぶつかり、ホームと電車の隙間から線路に落ちて、液晶画面が割れてしまった。相手に「修理代金を請求したい」と告げたが、男性は「混雑している電車付近でスマホを持っていたあなたにも非がある」と応じなかったそうだ。
他人とぶつかって自分のスマホが壊れてしまったら、どのように相手と交渉すればいいのか。修理代は払ってもらえるのか。「歩きスマホ」をしていた場合も、弁償を求めることは可能なのだろうか。池田誠弁護士に聞いた。
刑事裁判「弁当切り」で実刑が長くなるのを回避、どんな理屈があるのか?
無免許運転をしたとして、道路交通法違反に問われた元お笑い芸人の弁護側が、懲役4月の実刑とした4月28日の東京地裁判決を不服として控訴したことが報じられた。この判決では、元お笑い芸人が、別の犯罪で執行猶予期間内だったことが注目された。
報道によると、元お笑い芸人は2013年6月にも無免許運転などで懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を受けていた。そして再び無免許運転で懲役4か月の実刑判決が出たのだ。
執行猶予期間中に実刑判決が確定した場合、その執行猶予は取り消されるため、そのような事態を避けるために控訴したのではないかとネット上では指摘されているが、具体的にはどういうことなのだろうか。小野智彦弁護士に聞いた。
行政の指導も振り切る「マリカー」、2年後に安全規制適用…シートベルト義務付け
国土交通省は4月27日、「マリカー」などの公道を走るカートを対象とする規制策を発表した。高い位置にテールランプをつけ、シートベルトの装備を義務づけるなどの内容。「猶予」として規制適用までは2年の時間を置く。外国人観光客らに人気のマリカーの運命やいかに。
マリカーは、任天堂の名作ゲーム「マリオカート」を彷彿とさせる。東京や大阪の中心部を集団で走っていて話題だ。外国人観光客らがマリオやルイージなどのコスチュームに身を包み、何台も連なって走行を楽しんでいる様子を見かけた人もいるだろう。もちろん任天堂とは無関係。サービスを運営するマリカー社に対し、著作権侵害などの訴えを起こしている。
ミスチル歌詞「パクリ騒動」 平浩二さんが歌う「ぬくもり」は著作権侵害なのか?
歌手の平浩二さんが今年5月に出したCD「愛・佐世保」の収録曲「ぬくもり」(作詞・沢久美さん)の歌詞が、Mr.Childrenの代表曲「抱きしめたい」に酷似していると指摘されていた問題で、発売した徳間ジャパンコミュニケーションズはCDの出荷停止と自主回収を決めた。購入者には商品代金を返金する。
平さんは12月14日、徳間ジャパンのウェブサイトでコメントを発表。「全く寝耳に水のことであり、本当にそのようなことがあるのか信じられませんでした」と歌詞の類似について知らなかったとしつつも、歌詞が酷似していることは認め、「Mr.Children様、ファンの皆様、及びその関係者の皆様に対して、ご心配、ご迷惑をおかけしたこと、お詫び申し上げます」と謝罪した。
一方、スポーツ報知によると、「ぬくもり」を作詞した作詞家の沢久美さんは「ご迷惑をおかけして申し訳ない。曲は知らなかった」と話しているという。
今回の歌詞の類似は、法的にはどういった問題があるのだろうか。エンタメ法務に取り組み、自らも音楽活動を行っている高木啓成弁護士に聞いた。